成功している人・事業をベンチマークする習慣は誰もがあるのだろうが、実は自分の好きな起業家・Webサービスを理解しておくことには意外に無頓着だったりする。
自身の経験と仲間の経験を通じて、
自分の「好き」を理解しておくことは、事業のある場面(※)において、非常に重要だと気づいたので、
メモしておくことにする。
※答えは伏せておきます(笑)
・ミクシィ
SNSであることを徹底して貫いている信念もそうだが、FindJobとの2本柱である点に本能レベルで惹かれる
・NAVERまとめ
まとめると、便利だし、楽しいし、PVと言う形でどれだけ盛り上がっているかが見えて楽しい
(=投稿するエクスペリエンスに優れている)
※nanapiも好きだが、まだそういう経験ができていないのが不思議。でも、いつかしたい
・Fancy
この美しさ、本当に好き。画像の上にポインタ乗せると、ボタンが出てくるのが気持ちいい
・Dropbox
PC2台使っている身としては、最高に便利
こうしてみるとシンプルなサービスが好きなようである。
そういう性格のようである。
意外に美的楽しさとか、知的楽しさとかも大事にしているようだ。
・・・などと気づく。
この発見を、自分のサービスにどう反映するのか、とか、どういう人と組むのか、とか、事業のいろんなところに仕掛けていくと、
他サービスの長所を「Z:本能」(高いアスピレーション)で吸収していくことができるのかもしれないなと思ってみたりする。
2012年2月6日月曜日
大学生が就職活動で一番間違えること
大学時代の自分を振り返って、それは、Yの分析だったと思う。
(あくまでの自分の体験談であるが、似たような経験を持つ方は少なくないのではなかろうか)
X:自己分析 ⇒ ○これまでの経験も、強み弱みの分析も、時間を掛ければ十分出来る
Y:市場分析 ⇒ ×自分が選んだ業界・職種での経験がその後のキャリアをどう制約するか、十分に理解していなかった
Z:本能 ⇒ ○大学時代、やりたいことを存分にやったし、就職先も本能で選んだ
学生と社会人の情報格差というのは実は埋められる。当事者の話を聞けばよいだけだからだ。
コンサルがどういう仕事かをよく理解していたから、「5年後、どの世界にいっても頑張っていくだけの土台を作る」という当時の目的に適した選択ができたと思う。(今の土台がいいかはさておきw)
しかし、中で働いている人でも分からないようなキャリアビューが必要だった。
10年先までが分からなかった。
とても贅沢な話だし、目の前のことを頑張るでもいいのだが、見落としがあったといっていい。
「コンサルを卒業すれば、企業の経営企画、ゆくゆくは経営者になれる」、といわれていて、
それは必ずしも間違っていないが、それは「コンサルになると何になれるか」であって、
「コンサルになると何になれないか」を語っていない。
コンサルのキャリア制約は、
・経営サイドになれても、商品サイドはなかなかやらせてもらえない
・現場を動かせるようになるには、自分が変わる(脱コンサルする)ための修業期間がいる
具体的に言うと、
・学生時代、起業経験がある人は(商品開発や営業等)、コンサル卒業後、即起業しても強い
・学生時代、上記経験のない人は、コンサル卒業後、事業会社で修業している(但し、脱コンサルには非常に苦労する)
こういうことは、中で働いている間は(頭で分かっても)十分理解しきるのは難しい。
なので、一度辞めて外に出ている人の話も聞く必要が出てくる。
コンサルに限らず、広告代理店でも商社でも金融でもメーカーでも、
キャリア制約という問題があるはずなので、よく研究しておくとよかったなあと思う。
(あくまでの自分の体験談であるが、似たような経験を持つ方は少なくないのではなかろうか)
X:自己分析 ⇒ ○これまでの経験も、強み弱みの分析も、時間を掛ければ十分出来る
Y:市場分析 ⇒ ×自分が選んだ業界・職種での経験がその後のキャリアをどう制約するか、十分に理解していなかった
Z:本能 ⇒ ○大学時代、やりたいことを存分にやったし、就職先も本能で選んだ
学生と社会人の情報格差というのは実は埋められる。当事者の話を聞けばよいだけだからだ。
コンサルがどういう仕事かをよく理解していたから、「5年後、どの世界にいっても頑張っていくだけの土台を作る」という当時の目的に適した選択ができたと思う。(今の土台がいいかはさておきw)
しかし、中で働いている人でも分からないようなキャリアビューが必要だった。
10年先までが分からなかった。
とても贅沢な話だし、目の前のことを頑張るでもいいのだが、見落としがあったといっていい。
「コンサルを卒業すれば、企業の経営企画、ゆくゆくは経営者になれる」、といわれていて、
それは必ずしも間違っていないが、それは「コンサルになると何になれるか」であって、
「コンサルになると何になれないか」を語っていない。
コンサルのキャリア制約は、
・経営サイドになれても、商品サイドはなかなかやらせてもらえない
・現場を動かせるようになるには、自分が変わる(脱コンサルする)ための修業期間がいる
具体的に言うと、
・学生時代、起業経験がある人は(商品開発や営業等)、コンサル卒業後、即起業しても強い
・学生時代、上記経験のない人は、コンサル卒業後、事業会社で修業している(但し、脱コンサルには非常に苦労する)
こういうことは、中で働いている間は(頭で分かっても)十分理解しきるのは難しい。
なので、一度辞めて外に出ている人の話も聞く必要が出てくる。
コンサルに限らず、広告代理店でも商社でも金融でもメーカーでも、
キャリア制約という問題があるはずなので、よく研究しておくとよかったなあと思う。
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2012年2月4日土曜日
AppBankの非常に賢い戦い方
(※2012年2月4日にこのブログを書いたのだが、同月23日にジャフコより増資を受けたというニュースが流れたhttp://gamebiz.jp/?p=52386。AppBank村井さんがガイアックス上場時のメンバーだったという経歴も踏まえると、下に書いたようなシナリオは最初からある程度頭のうちに入っていた可能性が高い。)
「今、注目しているベンチャーどこですか?」と訊かれたら、AppBankと答えるかもしれない。
iPhoneのapp storeを見ると、AppBank製のアプリが上位に食い込んでいる。
ポケットべガスしかり、今日の運勢しかり。
あれ、アプリレビュー屋さんじゃなかったの!?となる。
アプリレビューに始まり、アクセサリー販売を始め、そして今やオリジナルアプリで稼いでいる。
何でどの程度儲けているか、数字を把握しないと明言できないが、
・アプリレビューで独自の地位を築き
・アプリビジネスのノウハウ・人脈を蓄積し
・レビュー・アクセサリー販売でユーザー接点を確保し
・しまいには自らアプリを作る
という進め方には頭が下がる。
しかも、アプリは、カードゲーム、占い、など、誰もが毎日使う定番アプリ。
ダイヤルキューツー、i-mode、ポータルサイト、スマートフォン、、、
と、どの時代でも必ず黎明期に流行るのは、こうした定番サービスである。
それを手堅く取りにいくところが心憎い。さすがである。
何百、何千とアプリを見ているから、間違いなく企画・開発の勘所は分かっているだろうし、
委託開発するにも、人脈があるから、ライトパーソンを見つけられるだろう。
そして、自前の強力なプロモーションメディアを持っている。
時代の普遍法則をきっちり押さえたこの戦略は、ひょっとしたら、最初から構想していたのではなかろうかと思ってしまうほどだ。だとしたら、この会社、まだまだ化けるかもしれない。
(偶然と必要の成り行きだとしても、それはそれで面白い)
この記事で、島田紳介のXとYの話に触れているが、XとYを上手に使った優れたビジネスである。
世界をどう変えるのかはさておき、見事なお手前である。
「今、注目しているベンチャーどこですか?」と訊かれたら、AppBankと答えるかもしれない。
iPhoneのapp storeを見ると、AppBank製のアプリが上位に食い込んでいる。
ポケットべガスしかり、今日の運勢しかり。
あれ、アプリレビュー屋さんじゃなかったの!?となる。
アプリレビューに始まり、アクセサリー販売を始め、そして今やオリジナルアプリで稼いでいる。
何でどの程度儲けているか、数字を把握しないと明言できないが、
・アプリレビューで独自の地位を築き
・アプリビジネスのノウハウ・人脈を蓄積し
・レビュー・アクセサリー販売でユーザー接点を確保し
・しまいには自らアプリを作る
という進め方には頭が下がる。
しかも、アプリは、カードゲーム、占い、など、誰もが毎日使う定番アプリ。
ダイヤルキューツー、i-mode、ポータルサイト、スマートフォン、、、
と、どの時代でも必ず黎明期に流行るのは、こうした定番サービスである。
それを手堅く取りにいくところが心憎い。さすがである。
何百、何千とアプリを見ているから、間違いなく企画・開発の勘所は分かっているだろうし、
委託開発するにも、人脈があるから、ライトパーソンを見つけられるだろう。
そして、自前の強力なプロモーションメディアを持っている。
時代の普遍法則をきっちり押さえたこの戦略は、ひょっとしたら、最初から構想していたのではなかろうかと思ってしまうほどだ。だとしたら、この会社、まだまだ化けるかもしれない。
(偶然と必要の成り行きだとしても、それはそれで面白い)
この記事で、島田紳介のXとYの話に触れているが、XとYを上手に使った優れたビジネスである。
世界をどう変えるのかはさておき、見事なお手前である。
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Z:本能理論
人間は動物でしかない、と思っているので、最後は本能で決めます。
今までの選択の中で、
頭で考えて決めた道は悉く失敗し
(よかったと思う経験ばかりなので否定はできないのだけれども)、
本能で決めた道は、紆余曲折ありながらも、上手くいったことが多いです。
選択肢は多い方がいいです。考えれば考えるほど、選択肢は広がるので、頭を使いたいものです。
いっしょうけんめい考えて、選択肢をたくさん出し、最後は本能で決めるのが一番です。
・戦略オプションの抽出:頭脳労働
・最終的意思決定:本能
です。
片方だけじゃだめ。考えるだけだと、意にそぐわない決定をするし、本能だけだと、本能にベストマッチした選択肢を抽出することなく決めてしまいます。
頭脳労働と本能の役割の切り分けを、大事にします。
クレイジーな選択をするなら、「誰がどう見ても納得する合理的選択肢」を分かった上で、行いたいものです。
今までの選択の中で、
頭で考えて決めた道は悉く失敗し
(よかったと思う経験ばかりなので否定はできないのだけれども)、
本能で決めた道は、紆余曲折ありながらも、上手くいったことが多いです。
選択肢は多い方がいいです。考えれば考えるほど、選択肢は広がるので、頭を使いたいものです。
いっしょうけんめい考えて、選択肢をたくさん出し、最後は本能で決めるのが一番です。
・戦略オプションの抽出:頭脳労働
・最終的意思決定:本能
です。
片方だけじゃだめ。考えるだけだと、意にそぐわない決定をするし、本能だけだと、本能にベストマッチした選択肢を抽出することなく決めてしまいます。
頭脳労働と本能の役割の切り分けを、大事にします。
クレイジーな選択をするなら、「誰がどう見ても納得する合理的選択肢」を分かった上で、行いたいものです。
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上司への相談の仕方
みんな苦労しているのだと思うテーマ。本当に苦労しますよね。
コツは、「上司を高性能コンピュータに見立てる」ことである。
・コンピュータは、インプットを計算して、すごい答え(解決策)をはじき出す
・でも、インプットが正しくないと、エラーになる(怒られる、混乱させてしまう、)
・インプットをきれいにする方法。まず、何が問題かを一言でいう。
・忙しそうに、「それって○○のことでしょ!」って決めつけられても、萎縮せず、ちゃんと話す
・コンピュータが処理できるよう、データを少しずつ(1行ずつ?)インプットする。1事実1文を目安に、理解してもらうのに最低3つの事実が必要だったら、3つの事実を3つの文にして、インプットする
・通信エラーを起こなさないよう、話すペースはゆっくり。高速処理が好きなコンピュータだけ、速くする(=相手の通信環境に合わせたペースにする)
・「○○でいいじゃん」と一蹴されたときは、反論っぽい話し方はせず、再計算に必要なインプット(現場情報)を簡潔に伝える
まとめると、
ぶか:「○○の件ですが、××な問題が起こっています」
じょーし:「なん・・・だと・・・?」
ぶか:「事実A、事実B、事実Cなんです」
じょーし:「じゃあ、○○すればいーじゃん」
ぶか:「事実Dがあるんです」
じょーし:「えー。じゃあ、○○」
ぶか:「事実Eです」
じょーし:「おけ、じゃあ、○○でやってみて」
ぶか:「らじゃー」
みたいな感じ。
計算中のコンピュータに、計算結果(自分の考え)を挟み込むと、エラーしてしまう
というのは上司相談あるあるです。
「自分の頭で考えているか?」を確かめたい上司もいるので、そういうときは、「ここまで考えましたが、ここから分かりませんでした」といえばいいです。教科書にはよくそう書いてありますが、それをやって、逆に上司を混乱させてしまった人は多いのではないでしょうか。
実際、問題があまりにも複雑すぎて説明しにくい、とか、上司に癖がある、とかあって、一筋縄にはいかないのですが、初級としてはこんな感じだと思います。
コツは、「上司を高性能コンピュータに見立てる」ことである。
・コンピュータは、インプットを計算して、すごい答え(解決策)をはじき出す
・でも、インプットが正しくないと、エラーになる(怒られる、混乱させてしまう、)
・インプットをきれいにする方法。まず、何が問題かを一言でいう。
・忙しそうに、「それって○○のことでしょ!」って決めつけられても、萎縮せず、ちゃんと話す
・コンピュータが処理できるよう、データを少しずつ(1行ずつ?)インプットする。1事実1文を目安に、理解してもらうのに最低3つの事実が必要だったら、3つの事実を3つの文にして、インプットする
・通信エラーを起こなさないよう、話すペースはゆっくり。高速処理が好きなコンピュータだけ、速くする(=相手の通信環境に合わせたペースにする)
・「○○でいいじゃん」と一蹴されたときは、反論っぽい話し方はせず、再計算に必要なインプット(現場情報)を簡潔に伝える
まとめると、
ぶか:「○○の件ですが、××な問題が起こっています」
じょーし:「なん・・・だと・・・?」
ぶか:「事実A、事実B、事実Cなんです」
じょーし:「じゃあ、○○すればいーじゃん」
ぶか:「事実Dがあるんです」
じょーし:「えー。じゃあ、○○」
ぶか:「事実Eです」
じょーし:「おけ、じゃあ、○○でやってみて」
ぶか:「らじゃー」
みたいな感じ。
計算中のコンピュータに、計算結果(自分の考え)を挟み込むと、エラーしてしまう
というのは上司相談あるあるです。
「自分の頭で考えているか?」を確かめたい上司もいるので、そういうときは、「ここまで考えましたが、ここから分かりませんでした」といえばいいです。教科書にはよくそう書いてありますが、それをやって、逆に上司を混乱させてしまった人は多いのではないでしょうか。
実際、問題があまりにも複雑すぎて説明しにくい、とか、上司に癖がある、とかあって、一筋縄にはいかないのですが、初級としてはこんな感じだと思います。
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2012年2月2日木曜日
人はなりたいと思ったようにしかならない
まじで。
偶然、想像以上の存在になることなんて、ゼロとは言わないが、ほとんどないと言ってよい。
「この間もチャンスが来たし、必死になっていれば、またチャンスが来るだろう」
ポジティブマインドとしては正しいが、戦略マインドとしては大間違い。
心ではそう思って踏ん張りつつ、頭では「自分がどうなっていたいのか」の理想状態を描き、
そこに至るまでの道のりを考え抜くしかないのだ。
人はなりたいと思ったようにしかならない。
逆に言うと、なりたいと思えばなれる、とも言える。
こちらの方がよりポジティブとも言えないか。
偶然、想像以上の存在になることなんて、ゼロとは言わないが、ほとんどないと言ってよい。
「この間もチャンスが来たし、必死になっていれば、またチャンスが来るだろう」
ポジティブマインドとしては正しいが、戦略マインドとしては大間違い。
心ではそう思って踏ん張りつつ、頭では「自分がどうなっていたいのか」の理想状態を描き、
そこに至るまでの道のりを考え抜くしかないのだ。
人はなりたいと思ったようにしかならない。
逆に言うと、なりたいと思えばなれる、とも言える。
こちらの方がよりポジティブとも言えないか。
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2012年1月19日木曜日
考えるコツ
細かく砕くこと。
それだけです。それだけってレベルに集約するからコツはコツといえる。
(ちなみに、プレゼンの極意は「声を大きくすること」と極意書には書いてある)
では、
「ビジネスは1勝9敗」
この流行った言葉を例に、細かく砕いてみる。
・1勝9敗とはどういうことか?
・10回、戦っているということである
・10回、戦うとはどういうことか?
・10回負けても死なないということである(!)
お、something new発見!
たった2回問うだけで、新しいアイデアが生まれる。
だから、細かく砕くことは大事。
ちなみに、リーンスタートアップが声高に唱えられているこの世の中でも、
ほとんどの会社は、10回戦わずして、死んでいる。
(だからおかしいというのではなく、そうなる必然的理由があるから、そうなるのです)
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