2013年6月27日木曜日

「今でしょ!」の時代

東進ハイスクールの林修先生の「いつやるか?今でしょ!」はすごくインパクトがあります。
今年、ここまでブレークしているのは、LINEのスタンプで採用されたからなのではないかと思うのですが、そう考えると、激的に流通しているスマホアプリが流行を生み出すという、非常に現代的な現象なのですね。

それはさておき、10年以上昔、作家の赤坂真理さんが語った新聞記事のことを思い出します。詳しくは思い出せませんが、 ”時代は10年単位で動く。知の時代、人気の時代、意志の時代など、10年単位で時代の潮流が変わるものだ” というようなもので、強く印象に残ったものでした。

80年代のニューアカデミズムは知の時代の最たるものと言われていますが、今ってまさに、意志の時代だなあと思うのです。あまりにも混沌としすぎていて、先が見えない、しかし、生き抜くしかない、やるしかない…そんな時代の空気があります。

今の起業ブームもその一端かと思いますし、中高生を中心に、漫画『進撃の巨人が大人気なのも、絶望的までに理不尽な状況でも何が何でも生き抜くしかないんだという世界観が、先の見えない日本の社会の空気感にマッチしているのではないかと思ったりするのです。ホリエモン・カムバックに対して、皆が妙な期待感を持って迎えたのも、ホリエモンを「金力の人」ではなく「意志の人」として再解釈して、時代の空気に合わせて読み直した感があります。
※有名人を本来の人となりではなく、時代の空気に合わせて、解釈してしまうという性質は否めないのではないかなあと思ったり。

そんなわけで、いまは意志の時代です。人や商品・サービス、ライフスタイルをプロモーションするときは、「意志のある自分になるための生活提案」をするのが良いかもしれません。勝手な時代観かもしれませんが、そんなことをつらつらと思うのでした。

よし、意志貫徹アプリでも作るか(笑)




このエントリーをはてなブックマークに追加