2012年4月27日金曜日

解けない問題があったときに考えること

解けないときは無理して解かないようにしようと思っている。

その代わり、なぜ解けないかを考えるようにしている。
そして、どうしたら解けるようになるかを考えている。

情報不足なのか、考え方の引き出し不足なのか、
「何を学習すればよいのか」を考えるようにしている。

いま関わっている問題は、学習しないと解けない問題がほとんどである。
学習テキストは本や記事でなく、「人」だったりすることが多い。

この間、営業の方が「売上が上がらない」と相談にいらしたのだが、
原因は「何を学習すればよいのか」、敢えて考えようとしなかったのだった。

「売上が上がらない」

「契約が取れる提案になっていない(過去の提案書の焼き直しになっている)」

「顧客に響く提案のポイントを知らない」

「そのポイントを上司・先輩に訊いていない」

「人間関係が上手くいっていない」

「管理職経験の浅い上司とのコミュニケーション技法を知らない」

ここまで書き下すと、よくありそうに見える話なのだが、
この営業の方からの相談は過去に電話で頂いていた。
「こういう業界の、こういう顧客で、どんな提案をしたらよいでしょう?」と訊かれ、
ずっと、どうだろう、こうだろう、と話していたのだった。

そして、対面で会った際、提案書を見せて頂き、「あれ?」と思ったのが、
問題解決の糸口になったのである。

「答え」は結局は自分自身で出さなければならないのだが、
「答え」に至る「材料」は誰かが持っていたりするものである。
その「材料」を誰が持っているかが重要だったりする。

想いが強すぎると、「答え」を出すことに必死になってしまい、必要な「材料集め」を怠ってしまうことがある。
相談に乗る方も、一緒に頑張って答え探しに協力してしまいがちだ。

解けないと思ったら、一呼吸置いて、今の自分にどんな材料が必要か考えてみよう~



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悩んだら訊く

「悩んだら訊く」――簡単なように見えて、簡単ではない。

いまの手持ちの情報量で考えて解ける問題か、そもそも解くのに必要な情報を持っているか、
それ自体が分かっていないことが多い。

また、十分な情報を持っていても、
考え方の引き出しが足りていないと答えにいきつけないことがあるが、
そもそも引き出しが足りているかどうかの判断がしにくい。

そこから自分に必要な「情報」と「考え方の引き出し」が何かを特定した上で、相談しにいく。

プロアクティブに相談するのは技術が要り、やはり難しいと思う。
でも、進んでやっていきたい。


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